ここは、ultima-Thule Seminarと川北ゼミナールの休憩室です。


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都馬

名前の由来


作家森博嗣の作品中の犬の名前から母が名付けた

性格


今のところわんぱく、わがまま

その他


 「犬を散歩に連れて行くのでなければ散歩しない」と膝を痛めていた母が言うものだから、姪の友人宅で生まれた子犬を弟が連れてきた。まだ生後3週間に満たない子犬だった。家に都馬が来る前から、森博嗣の作品の大ファンだった母が、都馬と名付けていた。
 家に来て、最初は寝てばかりだったが、やっと歩けるようになった。が、階段は上れずじっと見上げるだけだった。その頃は、おぼつかない足取りでヨタヨタと歩いていた。まだ目の開いていないコルクとキナリを育てたときの記憶が蘇る。ゼミの入口で「コルク〜! キナリ〜!」と呼ぶとうれしそうに奥から走ってきて、声を出せるようになると上を向いて「ウォン、ウォン」と声を出せるのをうれしがっていた記憶が蘇る。
 今はトイレの躾でてんやわんやだが、日増しに体力が付いてきて走れるようにもなり、吠える(まだキャンキャンだが)こともできるようになった。よく遊ぶようになったが、おかげでこちらの手と足はひっかき傷やら噛み傷だらけになって大変だ。
 アンズともものネコ連中が最初はエイリアンを見るようにしていたが、次第にアンズは自室に引っ込んで寝てばかり、ももは様子見にときどき降りてくるようになったが、最初は観察、次はシャーッと威嚇、ついにはネコパンチを繰り出すようになった。そのうち家族として迎え入れてくれるだろうが、いつまでかかることやら…。
 一つ発見があった。都馬が家に来てから、ももは普段自分が寝るベッドで昼寝するのではなく、犬のように自室の入口に陣取って常に入口を見張るようになった。自分のテリトリーを守ろうという本能なのだろうか…。
 どんな動物でも天から与えられた命だから、病気をせず大きく育って、天命を全うしてほしいと思う。

 ラッキーを保護したとき、しばらくの間キャリーに入れて玄関で隔離していた。 水や食べ物、シーツの交換などでキャリーを開けると、ラッキーは直ぐ外に出ようとしたが、都馬が鼻先でそれを押し戻して外に出さないようにしていた。その後、ラッキーがうちの家族になると、一緒に遊んでやる優しさもあった。
また、真夏の暑い夜中に都馬と散歩をしていたとき、子猫の鳴き声に引っ張られるように都馬がその方向に行きだした。そこで見つけたのがオンニャだった。

 都馬4歳4ヶ月のある日、散歩中に全身痙攣を起こした。2分程続いただろうか。呼吸が落ち着くとパッと立ち上がって、私の手を噛んだ。何か私が悪さをしたのを罰しているようだった。犬にとっての毒物を舐めたのかも知れないと思っていたが、その年の9月に再度全身痙攣を起こした。獣医に連れて行くと、癲癇と診断された。それから発作の回数を押さえることを目的として、投薬が始まった。最初は最少量から、そして発作の回数が増えるにつれて、量も増えていった。
 2020年10月23日に発作が起きたが、7時間たつとまた発作、5時間たつとまた発作、ついには24日には1時間で2度の発作に見舞われた。群発性発作で立ち上がれなくなり、獣医の治療で人工昏睡状態にして24時間眠らせた。
 それからは2,3週間起きに群発性発作が起こり、2021年に入ると散歩の回数も距離や時間も極端に減ってきた。以前は2時間12,000歩(人間)ぐらい散歩していたが、40分4,000歩ぐらいになり、小便の時には片足が上げられなくなり、四つん這いで小便をせざるを得なくなった。また大便の時もしゃがむとバランスを崩して便の上に尻餅をつくようにもなった。玄関の三和土のたった一段の段を上がることも降りることもできなくなった。
 2022年4月の末に群発性発作が起こり、4度目の人口昏睡から目覚めたが、既に立ち上がることが不可能になっていた。寝たきりのまま、5月4日より食べ物を口にしなくなり、水もシリンジで与えるだけになった。週1回の点滴で輸液の補給をしていたが、脱水状態は如何ともし難く、6月5日には意識がなくなり、左の眼球が潰れ始めた。この段階で、獣医に相談すると3通りの提案をされた。その中の一つ、家で看取るという選択肢を私は選んだ。
 6月6日深夜0時30分頃から発作が始まって、翌朝10時過ぎまで10時間近く重積発作が起きた。発作が終わった頃には右の眼球も潰れ始めていたが、呼吸と心臓はまだ動いていた。夜8時頃に呼吸が止まり、都馬は虹の橋を渡った。
 都馬が世話をしたラッキー、危ないところを助けたオンニャが最後の別れか、段ポールの箱に入れた都馬の遺体に頬ずりをしていた。

 都馬

寝姿その1 家に来た日

寝姿その2 何という格好で寝るのやら

寝姿その3 これは普通

寝姿その4 森博嗣の小説通り

寝姿その5

家に来て一眠りして目が覚めたとき

一歩きして疲れ〜

そのうち寝てしまった…

カメラ目線で…

新聞紙入れの中でうたた寝していた

ちょっと犬らしい

まだ眠いのかな

名前を呼ぶとこちらを見た

狸寝入りをしていた都馬

ちょっと犬らしく凛々しいポーズ

アップで

椅子の下をももが通ったとき

片耳が立った頃

暇があれば寝ている

もう十分大きくなってきた

両耳が完全に立った

一人前の体つきになってきた

生後4ヶ月とは思えない位大きくなった

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